長崎出身の作家が長崎出身極道の息子の役者の半生を描く。
波瀾万丈で面白く上下巻の大作もドンドン読み進める。
ただ駆け足で進む早さで情報量は多くちょっとついていけない感じもありで、
芸事なのだが、天才なのだけど上手く行き過ぎる感じもあり。
作家さんもいろいろ考えた表現だろうけど、歌舞伎の舞台の様子を軽めに短めにして人物描写やストーリー重視で話を進めたのかな。
歌舞伎には興味がないし知らないし、もしこれがロックミュージシャンやF1レーサーならもっとハマりこんで読めたかもしれない。
しかしそのワタシを引き込む筆力はやはりスゴい。
一般の評価ほどではないかもしれないが面白い読書だった。