好きな作家さんだけれども全然叶わないというか小さい自分では作品の全体を把握出来ない感覚がある梨木香歩氏。
カヌーやカヤックが趣味とは知らなかった。
エッセイではあるがどこまでがフィクションか分からない不思議で微妙な表現もあり。
カヤックから見る景色はほとんど水面の高さから見ることになるので川や湖面を岸辺から見るのとは全く異なるのだろう。
植物や木や花や鳥たちの名前も全く知らない自分にもその場にいるような描写。
梨木香歩作品の中では薄味かもしれないが良い読後感でした。