80KM

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5日、マラニック走ってきた。

あまりプレッシャーも無く平常心のつもりだったが前日良く眠れないまま3時間睡眠で3時起床。

スタート45分前の4時15分現着。

スタート時天気はかすかな小雨、肌寒い。

予報では昼前から晴れ、晴れれば暑くなりそう。

ホントは半袖で行きたかったが朝は寒いだろうと思ってアームカバー付き。

それと自分はリュック背負っては走れないし、

かと言ってイヤフォンからペースも聞きたいGPSのログも取りたいので携帯持って予備の電池ボックス持って

お守りの薬やコース図、去年の教訓からポケットティッシュ、気温が上がれば外したアームカバーなどなど

細かい持ち物があるので背中ポケットがある自転車ジャージ着て。



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AM5時、ボランティアスタッフやランナーの関係者に見送られつつゆるい感じでスタート。

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4時スタート組は暗かっただろうが5時はもう明るい。きたのそのさんのこの写真見るとまだ暗いが(^^;

40名ほどでスタートしたが最初の市街地走行は信号待ちなどもありすぐにバラけ前後に数名見える程度に。

前半35KMは試走もしたしほとんど練習などで走ってる慣れたコース。

後半45KMも去年のSコースで走ってるし細切れには練習で走ってるコース。

登り下りが続くが、今日の計画はとにかくキロ6分を守り8時間を切ること。

サブスリーサブテン(フルではなく100KMを10時間の方)、どっちが難しいんだろう。

まあとにかく8時間切れればまあ満足できるかなと。

でも後半はとにかく脚停まるだろうから前半は少しづつでもペース稼ぎたかったのだがイヤフォンから聞こえてくるのはずっと6分超え。

それでも1時間後にスタートするKさんら実力派ランナーたちになるべく追い越されるのを遅くするのが目標のためペース守る。

最後の20KM弱はそれほど勾配がキツくないのでなんとか挽回できると信じて。



女神大橋を渡り最初のチェックポイント鍋冠山16KM地点の折り返し付近ではアーリースタートの人たちともすれ違うようになる。
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展望台まで登りカードにパンチを打ちスタート地点の公園方面を眺めてから下る。

ここからは下り基調になるので気持ちペース上げる。

でも旧道の下りでは傾斜も急で路面も固いコンクリートのところが多く足に負担がかかりあまり走れない。

下りきったところで24KMチェックポイント茂木。

ここでMコース2番目だと聞いてびっくり。

アーリースタートの人何人居たのかな、同じスタート組の人も10人くらいは先に行ったように見えたのだが。

このマラニック大会の名物はエイド食。

すべて手作りの気持ちのこもったもの。

ここではちょっとゆっくりして名物の中華粥をいただく。

トッピン具が10種類くらいも用意されてる。



このあたりまでは路面に水が溜まるくらいの雨が降ってた。

ここからは海岸線だがアップダウンのキツい道路。

周りは枇杷畑。

昨日から走ってるLコース173KMのランナーをちらほら見かけるようになる。

さすがに自分のほうが速いので声掛けながらゆっくり追い越して行く。

去年はこのLコースに挑戦してみたいという気持ちも有ったのだが今は無理。

走ってるランナーを尊敬するのみ。



網場のエイドで豚汁を頂く。

ちょっとお腹が張ってきたかなと感じてはいたがやはりエイド食をパスしてはこの大会に参加する意味が半減する。

ここからはSコースも合流、SMLの3コースがそろってゴールを目指す。

しばらく平坦、その後チェックポイントへ向けてググッと登る。

この登りではもうかなり脚にキていて急な部分では歩く。

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ビューポイントで撮影すると予想以上に早く携帯のバッテリー切れ。

予備バッテリー繋ぐがこの後が心配なのでコンビニで次のバッテリー買わなくては。

登りきって飯盛峠チェックポイント46KM。

まだなんとかキロ6分5秒前後のペースではいけてるが6分切るまでペース上げるのは無理な感じ。

その後も峠の急な下り坂を下り街を抜けジャガイモ畑の丘をダラダラ登っていく。

その前にブログ見てるイラストレーターのtakoさんかなと思われるランナーも追い越す。

歩いておられたがここまでくれば完走は固いだろう。



お腹はだんだん痛くなってきて足取りも重くなってくる。

フルマラソンや長距離を走る上で自分にとって難しいのは朝のトイレの問題。

別大を除いてほとんどの大会は朝早いのでお腹の軽量化が上手くいかない。

なかなか自宅以外のトイレでも上手く出せないし。

去年のSコースでも中盤からお腹が下ったのに悩まされトイレ探してかなり辛かった。

今回も途中からお腹が痛くなり去年ほどではないがかなり辛かった。

下ったのではなくて胃が痛いというか重いというか張ってるというかなんというか。

フルのときと違って腹持ちがいいようにおにぎりを3個食べたが朝4時に食べるには重かったか。

胃から下がすっきり空っぽの状態で走り出せたらどんなにいいかと思う。

結局去年と同じあたりでお腹の不調に苦しむ(^^;

去年はお腹下ってたので出せば楽になるというのはあったけど今年は違う痛みなのでトイレに行けば済むのでもなさそう。

だんだん少し楽にはなるのだが結局最後までお腹は痛いままだった。



このジャガイモ畑の登りだったかSコース(55KM)のランナーから軽やかに追い越される。

正規スタートの方だろう、時計見て4時間ちょっとくらいでフィニッシュされるんだろうと思う。

尊敬の眼差しで見送る。



じゃがいも畑を登り切ってエイド53KM。

去年頂いた杏仁豆腐のエイド。

ちょっとお腹が不安なので杏仁豆腐はパスさせていただいてトマトやハッサクを頂く。

じゃがいもがちょうど蒸し上がったようだったが後ろ髪引かれつつ走り出す。

でもまだやっと半分過ぎたばかりなのに停まりたくてしかたない。

暫く緩く下りつつ行くとすぐにあいあいさんご夫妻の有喜エイド57KM。

有難く停まる。

お茶が美味しくゴクゴク飲む。身体はかなり消耗してる。

お尻や太もも裏側の筋肉が疲労してるしお馴染みの右膝の痛みも出てきたがその辺は想定内。

想定外だったのは右足裏が痛むこと。特に土踏まず。

左足は膝とともに大丈夫。

足裏の痛みはシューズを脱いでしまいたいと思うほど。

特に下りや平坦路で。



漁港を過ぎ、去年トイレ借りた集落を通り、トボトボ走り続ける。

ホテルまでの坂を上り国道に出てGWのクルマの量におびえながら暫く進みコンビニで電池買ってトイレ。

ちょっと時間つぶし気持ちを入れ替えたつもりでまた走り出す。

旧道にそれてまた荒れた固い路面の急坂を下り暫く行くと64KM唐比エイド。

ここ迄来るともう旧坂はほとんど無い。

安心感も有り消耗も有りでエイドからなかなか走り出せない。

ここでついに1時間後にスタートした同じMコースの選手に追い付かれる、わっきーさんともうひと方。

次の70KM地点まではガマンしたかったのに予想よりかなり早く追い付かれたので気持ちは一気にダウン。

松山の師匠とっきゅうさんはどうしたのかなと思い聞くと先行してると聞く。

コンビニかトイレに寄ってる時に追い越されたよう。

あまりの実力の差で唖然。



ここでのエイド食は素麺と角煮おにぎり。

お腹は痛いが食べといた方がいいか迷いながら素麺をいただく。

わっきーさんらレートスタートのランナーがあわただしく再スタートして行く。

休み過ぎているがもっと停まっていたい気持ちがあるのを断ち切って後に続く。

5分以上停まってしまった。



ここからは軽便鉄道跡地。

まず5KM海岸線の平坦路。

古くて固い路面が足裏に響くがキロ6分のペースを目標に。

もう青空が出て日差しも、汗もかなりかいてる。

千々石海水浴場のレンガ舗装路でなぜかGPS不調。

1KMを半分くらいの距離でカウント。

おかげでペースが分からなくなる。



残り10KM弱の最後のCP千々石漁港。

わっきーさんら先行するふたりも最後の補給中。

サブセブンだと宣言してすぐに飛び出して行く。

10KM弱を残り1時間。

自分のサブエイトはギブアップ、今思えばやってやれない距離じゃなかったかもしれないが諦めてた。

CPを出るとすぐに民家の間の急な坂、ここは歩く。

すぐに再び軽便鉄道跡。

緩く登って緩く下って温泉街を2KMほど走ればゴール。

少し復活した感じで足がトボトボだが前に出る。

トンネルもありまたGPSがロスト。

耳に聞こえるのはそうだったら嬉しいなというキロ5分55秒とかそのあたりのペース。

たぶん途中に無人エイドはあるだろうがもうゴールまで立ち止まらないつもりで。



お馴染み鉄道のホーム跡や??の切り通しを過ぎ下りへ入り気持ちペース上げる。

ゴール地点の温泉街が見えてくるが思ったより遠く感じる。

が173KMコースの人たちにとってはもう目と鼻の先、お疲れ様と声掛けながらゆっくり追い越していく。

足裏も痛くて側溝のグレーチングの上のほうが楽な気がしてそこばっかり走ったり。

で緩い坂をなんとか下り国道に出て残り2KM。

ここで完全に足が止まってしまう。

最後まで走り切りたかったが歩きが混じってしまう。

雲仙へ登る三叉路手前で同じMコースのランナーに並ばれ励ましの声をもらう。

信号待ちで並んだが軽やかな足取りで先行された。

でなんとか自分もフィニッシュ。

8時間5分だった。



名残惜しいがチェックカードを提出。

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走り終わったら取り合えずトイレに篭ろうとは思っていたが現金なもので終わるとお腹も楽になった気がする。

ビールは温泉後に取っておいてとりあえずドリンクもらって一休み。

とっきゅうさんやあずきさんらの姿も見えないので荷物持ってとりあえず温泉へ。

サンダル持って来といてホント良かった。

途中公園のトイレ寄ってお馴染みの温泉へ。
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長く浸かる。

途中掛け水で脚を冷やしながら。

やっぱりランナーは居ず地元の人ばかり。

子供の日ということで湯船には菖蒲。

でも入っているのはじいさんばかり(^^)

温泉の帰りにはガリガリ君

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でゴールの公民館に戻って念願のビールで乾杯。

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各コースのランナーがぞくぞくフィニッシュ。

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制限時間は夕方5時までだが最終関門を通過したランナーは5時過ぎても最後まで待つと言うのがこの大会流。

自分はと言うと申し訳ないが5時発の長崎行き1番バスに乗車して帰路へ。

次回は地元民としてボランティアで運営の方に参加しようと決めて。


子供の日なので家族にお土産買って。

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途中GPSが乱れて2KMほど距離が長くなってる。
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