2022-02-01から1ヶ月間の記事一覧

読書記録。

これも読み応えあるでも読みやすいいい作品だった。有名なカメラマンユージンスミスと妻アイリーンの水俣取材の物語。前半はユージン、アイリーンそれぞれの生い立ちを細かく記述。なかなか水俣にたどりつかないがアメリカと日本の歴史を見直すような。戦前…

読書記録。

東日本震災後長崎に移住した家族の、カメラマンでありライターである筆者の家族を見つめたお話。前作山と獣と肉と皮から狩猟というか自給自足というかに言及。今作では長男氏の希望から鷄を飼い卵を収穫。ライターとして冴えた文章、失職したご主人や3人のお…

読書記録。

独立したばかりのグラフィックデザイナーの主人公が病に倒れた父親の農園の手伝いをするうち農業のやりがいにハマるお話。前向きなストーリーでいい話だったんだけどへそ曲がりな自分にはちょっといまいちだったかなぁ。田舎暮らしにも憧れるけど、都会や元…

読書記録。

これも重たい本だった。1985年に出た本の新訳らしい。有名な被爆者代表の谷口稜曄さんの半生を第二次大戦時イギリスのパイロットだったタウンゼント氏が書いたノンフィクション。これだけのことが書けるのは優れた通訳がいたことはもちろん二人が打ち解け長…