2024-01-01から1年間の記事一覧

読書記録。

大変好きだけどちょっと読み進むのが苦手なときもある翻訳小説。 しかし話題作でもあった本作、素晴らしい本だった。 若者の死体が見つかるところから始まる犯人探しのミステリーのように。 だが大部分は不幸な生い立ちだが力強く生きる湿地の少女カイアの生…

読書記録。

とにかく好きな沢木光太郎氏。 本作は国内に限定された旅行記。 JRなどの冊子などに書かれたエッセイを纏めたもの。 やはり読み始めは短編の寄せ集めなので読み応えがなく物足りない。 字数が制限されたコラムなのでしょうがない。 でもやはり読み進むと沢木…

読書記録。

ずっと前から読まなければと思っていた本。 評判が良いミステリーとして読み出したがなかなか難しい読書であった。 いろんな部分での友だちとは何かを突き詰められる感覚。 また親として仕事と子育てとの対比も考えさせられる部分もあり。 主人公のおとなし…

読書記録。

開高健氏はベトナム戦争従軍記、小説とノンフィクションを2冊読んだだけだが釣りやキャンプのこと書いた本を読みたいと前から思っていた。 古本屋で見つけたお宝本、1978年初版、82年20刷物。 やはりまず臨場感ある文体にやられる。 ベトナム戦記でもそうだ…

うち映画。

早速視聴。 ポイントで無料のレンタルDVDにて。 トムハンクス、サンドラブロックの名優による両親はもちろん祖父役の俳優さんもすごく良かったが、主人公オスカー役の子が凄かった。 当時まだほとんど俳優としてのキャリアは無かったようだが時に女の子に見…

読書記録。

これはかなり難題で単に文字を最後まで追ったのみ。 でもすごい作品であることは間違いない。 映画を観て答え合わせをしたい。

うち映画。

家族の中でただひとり耳の聞こえる少女の勇気が、家族やさまざまな問題を力に変えていく姿を描いたヒューマンドラマ。 主人公の女の子唄上手かったし話せないお母さん役の女優さんも良かった。 音楽の先生役の人も濃いアジカンゴッチみたいで押しが強い教え…

読書記録。

新刊が出たら読むリスペクトするライターで写真家、宇都宮徹壱氏。 Jリーグ村井満チェアマン在籍時のことが詳しく書かれている。 自分が特に地元チームを応援していた時期と重なるため興味深く読んだ。 最後の記述が心に染みる。 小さな危機に早急に対応し、…

うち映画。

アマプラにて。 USA for AFRICAのウィアーザ・ワールドの舞台裏ドキュメンタリー。 ライオネルリッチーをメインの語り手に時系列に話は進む。 みんなが気になるプリンスはどうして出なかったのかをシーラEに語らせようとするなどちょっと下世話。 まあそれな…

うち映画。

アマプラにて。 うーん微妙。 こういうのって正体を明かす明かさないの瀬戸際が面白いと思うんだけど 父親が亡くなったのと何か違う感じ。 そこそこは面白かったけど チンパンジーのエピソードとの整合性もいまいちで不完全燃焼の感想。

読書記録。

長崎のもんなら読んばやろと思いながらやっと。 実際大変良い読書であった。 芸者愛八と郷土史家十二郎との物語。 脚色はあろうが実在の二人の史実に基づいたお話。 忘れられそうな唄を探して後世に残すという考えが素晴らしい。 船で深堀に行くエピソードや…

読書記録。

家内のおすすめ。 カレーや袋ラーメンやケチャップや羊羹や、親しみのある食べ物にまつわる思い出などのエッセイ。 親しみのある文調で軽くサクサクと読めるのだが読み進めると書いてあることに同調し過ぎて食べてもないのに満腹感。 実際に食べるのと同じく…

読書記録。

読んだばかりの蒲公英草子が良かったので、 シリーズ3作目の本作。 超常能力がある人々の話、常野物語のひとつだが前作とはがらりと内容や表現が違ってSFちっく。 現代の世界での異なる能力の持ち主の対立が描かれるが洗うとか裏返すとかたたむとかイメージ…

読書記録。

稀代のストーリーテラー恩田陸氏。 超常能力者一族のお話シリーズ常野物語の2作目。 語り手峰子の日記蒲公英草子を読み返すことで話しは進む。 明治か大正か田舎村ののどかな様子とちょっと変わった家族が現れてからの不思議な出来事。 巧みな設定と細かい描…

読書記録。

先日行った九州博物館のマヤ展で購入。 既読の古代マヤアステカ不可思議大全が面白かったがこちらは現地の遺跡や博物館を巡る道中記。 空路など大雑把は旅程は省かれているが現地の細かいバス路線などは書いてはある。 遺跡などの様子がメインに書いてありい…

うち映画。

レンタルDVDにて。 小山薫堂プロデュースで丸金温泉と寿々屋といえば観るしかないと。 有名俳優さんいっぱいで2時間超えの大作。 良かったけどちょっとお腹いっぱい気味。

読書記録。

リスペクトするライター沢木耕太郎氏が書くクライマー山野井泰史氏。 酷い凍傷を負うことになるヒマラヤのギャチュンカン登頂のノンフィクション。 山野井氏と妻の妙子さん、沢木氏と3人でどれだけ話をすればこれだけ精細で壮絶な記述が出来るのだろうか。 …