壮大な物語だった。
西太后時代の中国の宦官春雲と官僚みたいな立場の進士文秀を中心とする長い話。
自分は時代物さらに三国志みたいな中国物はとにかく登場人物の名前が覚え辛く読むのが苦手だが、
さらにこの話ではひとりの人物にも名前や呼び方が何種類も出てきてかなりうろたえた。
ストーリーや人物の面白さにどんどん引き込まれた。
このあとも珍妃の井戸、中原の虹と続くので読むのが楽しみ。
東直子晴れ女の耳。
新聞ので見て図書館で借りてきた。
和風のミステリーというか怪談、民話風でもありほんわかした感じもちょっとありの変わった手触りの文章。
短編集で幾つか読んだが怖さというか不気味さが好みに合わず。
頭の二編と表題作と最後の一編のみ読んだ。
才能は感じる作者。
THE HOT ZONE
リチャードプレストン
これは面白い、と言うと不謹慎か。
フィクションとしても最高のミステリーというかホラーだがこれはノンフィクション。
ペーパーバック風の新装版だが実際は20年前の本だと知ってさらに驚く。
写真家の著者が自分で作り上げた里山とそこでの暮らしを四季折々の写真で綴られている。
自分くらいの歳の者にはホント羨ましいとしかいえない世界。
ガーデニングなんて簡単には言えない規模なので、相当な苦労はあったと思うが素晴らしい。
写真家の著者の第二のライフワークという切り絵がまた素晴らしい。
そのアトリエも。