ツールドおきなわツアー2日目レース編。

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ここからは独自の写真がありません、サイクリングタイムやオールスポーツに写ってれば良いけど。

でレースレポスタート。



号砲は聞こえなかったが先頭が動き出すのが見えスタート。

クリートをはめたことを覚えていないのでうまくスタートできたのだと思う。

スタートは下り、すぐにちょっとした上り坂があり集団は極端に罵声とともにスピードダウン。

これが噂のバックアタック!?前方ではぶつかりそうになったよう、やはりかなり注意が必要。



海岸線に出る。

海は白波、エメラルドグリーンの海は茶色に濁っている。

スピードは45KM/Hあたりまで上がる。

すぐトンネル落車数名。

落ちたボトルを避け通過。

後で聞いたところトンネル中の舗装は外の路面より濡れると氷のように滑るらしい。

今回雨ということもあるし自分のせいで他の選手を巻き込みたくないし人の事故に絡みたくないのでなるべく大集団には近づかないようにしようと思っていた。

二つ目のトンネルに入った直後かなりひどい落車が起きていた。

半分以上コースが塞がれていて審判車も止まっている。、壱岐の悪夢を思い出す。

が大声で後続に警告しつつ後輪はロックしたがうまく減速も出来幸運にも他の選手からぶつけられることもなく倒れた選手や自転車もうまく避けることができた。

今回悪天候用に色が薄いOGKのサングラスしてきたのも良かったと思う。

いろんな人に話しを聞くと1個目のトンネルのことと2個目のことを逆に覚えているかもしれない。



トンネル出てすぐに全力で加速、普久川ダムの関門まではとにかく全開を自分に言い聞かす。

このあたりはTさんと走る、かなりハイな気分で飛ばしていたと思う。

数名で回しつつ40KM/H以上出ていたと思うがまだ全然苦しいとは思わなかった。

時々心拍計見ても165程度、いけると思った。

この海岸線だったかターザンさんが"遅れちゃいました~"と声掛けつつ抜いて行く。

ターザンさんがここというこては何かトラブルがあったのか。

工事中で一車線になる所やもう一つのトンネルもなんとか無事通過。



与那を左折していよいよ登りへ。

ここでもオーバースピードか曲がりきれずアウト側のガードレールへ吸い寄せられる選手あり。

とりあえず深呼吸するように一呼吸入れ軽いギアに入れて登り始める。

ずっと一番大切なところだと思い続けてきた与那からの登り、Hiroさんのブログの情報思い出しつつ登る。

傾斜はそれほど急なところはないが思ったほど回せない感じ。

ゆっくり前の選手を追い抜いて行くが後ろから来る同じくらいの数の選手に追い抜かれていく。

もうゼッケンの色も入り混じっていて消耗しきったような200キロの選手の姿もある。

ここでタカシさんに追い越されるときに声かけてもらう。

ぜんぜんスピード差が違っていたが元気をもらう。



コース自体はいつも練習してきた県森とか地元の道と似ているところもあるが周りの樹木は熱帯のような雰囲気もあるし雨のせいもありサングラスが曇るような湿度で沖縄ヤンバルの森に来たんだと実感。

Hiroさん情報に従って路肩の表示を参考に登って行くが傾斜が微妙に変わり思ったほどペースは上げられない。

なんとなくサドルが低いような感覚もありカカトが下がる踏むペダリングになっているようだ。

1週間前シートポストを同じ物に交換したが同じ位置にセットしたつもりが1ミリくらい低かったのかも。

とにかく何のために3ヵ月練習やってきたのかを自分に言い聞かせながらいつもののんびりヒルクライムにならないよう登り続ける。

スタートが遅れたので関門までは1時間程度だが必ず間に合うはずと。




頂上付近のアップダウン過ぎ少し下ったら写真で見たのと同じ普久川ダムの関門と補給所。

心の中でガッツポーズ。

初めて使ってみた心拍計のラップタイムではスタートからここまで51分半になっていた。

予想より速い。

補給所、本当は85の選手はもらってはいけないし、ボトルの方はまだ3口くらいしか口にしておらずもらう必要も無いが目の前に差し出されるボトルつかみそうになる。

でも今日のコンディションではただの重りなのでそのまま。

しばらく登ったら急な下り。

カーブも急な所があり下ハン持ってブレーキに指を掛け慎重に下る。

急カーブ毎に転んだのかパンクしたのかたたずむ選手とバイクあり。

見えない機材車を呼ぶ悲痛な叫びを上げる選手もいた。



高江という所辺りだったのか結構キツい登りでtadahisaさんに追い越される。

追い越されるとき苦しいながらなんとか声かける。

脚がすごく回っていてあっと言う間に登り切っていかれた。

その後のアップダウンが続く厳しい所でふと横を見るとfunride編集長。

いつも見てますよと声をかけるがもう自分の世界に入ってる感じ、いつも買ってますよと言えば良かった(笑)。

しばらく後ろに付いて走ってREDはどうかなと観察、変速レバーのストロークは結構短そう。

編集長が後ろに下がる時気付いたがかなりの選手がずっと後ろまで連なっていてビックリ。

しばらく一緒に走ったがあまりに大集団だったので切れる。

アップダウンをこなして海岸線へ出る。

3人くらいで走っているつもりだったが平地になるとまた集団は大きくなり1列から2列へ。

前の選手に近づくとタイヤの巻き上げる雨水をもろに被るが道がきれいなのかきれいな水であまり苦にならない。

先月の福岡センチュリーに比べるまでも無い。

福センの時は雨のおきなわ走るとは思っても見なかったがあのパリルーベ状態だった福センも今思えばいい予行練習だった。




自分のボトルにもまだ半分ほどドリンクは残っていたが記念に補給所でボトルを受け取り最後の登りへ。

キツい。

ここを抜ければ夢にまで見た源河入り口の3叉路。

今自分が着てるジャージはここでただ一人。

だけど周りを見ればオーベスト、ナルシマ、サニーサイド、トラクター(?多分ここも)有名強豪チームがいっぱい。

みんな同じようにキツそうだ。

このあたりでははっきり言って終わってしまいたくないという思いが少しあったように思う。

2年前のfunrideの記事源河にツールドおきなわのすべてがあると書いた編集長は今がむしゃらに200KMを完走しようとしている。

あの記事からツールドおきなわへ出たいという気持ちが芽生えたのだった。

編集長は多分同年歳、自分は来年130再来年200なんて考えられない。



頂上手前でスコール的にザーッと雨がひどくなった。

サングラスが曇る、まさに今そのおきなわを走っているという実感があった。

脚は無くなっていたが頭は冴え気持ちは澄んでいた。