応援したい個人書店の店長さんの自伝的手作り本。
前作書店を開業して軌道に乗るまでを書かれた本は大変面白く興味深く読んだのだ。
本作はその少し前の会社人生活を詳しく書いてありほんとうに本や書店が好きなことが伝わってくる。
また子供時代の頃も少し書いてあるのだが、
途中から気持ちや心の持ちようが上手くいかなくなりそれを伏せ字を多用して表現してあるよう。
最終章で種明かし的に前作書店開業記をメジャーな会社から出版を打診され話は進むかに見えて立ち消えになる話が書かれる。
詳しい経緯は書かれていないがかなり辛い状況だったよう。
互いに書きたいこと書かせたいことが食い違ったのであろうか。
普通の単行本で出版されるのを見たかった気もするが、それはご本人が一番強く思っているかも。