ぜんぜん眠れず当日の朝。
油断して薬忘れた、後の祭。実際完徹。
6時半布団を出て朝食。
防府や別大など昼のレースはどのタイミングで食べればいのか分からない。
普通の市民マラソンだと朝ご飯食べて走る前補給すればいいが昼のレースは昼飯の時間と重なってしまう。
クルマで8時フィニッシュ地点陸上競技場の駐車場。
専用バスでスタート地点へ向かう。
天気は快晴。
今は風も無く気温もちょうどいい感じ。
うみたまご着。
Mさんと合流し他の地元の選手たちと補給摂ったりしながらスタート時間まで過ごす。
今回あまり細かい計画は無し。
ただとにかく完走したい、それだけ。
自分としてこの大会を最終目標にしてたということもあるが、それ以上に今回は家族はじめいろいろな人からの有形無形の応援を直に感じ、それをとにかく形にしたい。
完走のためには特に5KMごとの関門をていねいに突破していく。
身体のコンディションも良くないので無理せずコンスタントに。
ジョグノート仲間の人とも話せて良かった。
山側のカテゴリー3の選手の控え場所に移動し11時着替えて軽くアップ。
10℃以上になりそうな今日も半袖半パン、アームカバーもグローブも無しでいく。
コース脇の歩道を3KM20分程度。
荷物を預けて招集場所へ。
持ちタイム順、前にはすごい数の選手だが自分は最後尾では無く後ろにもかなりの選手が。
10月の久留米でギリギリ3時間半切ってたらそのタイムで申告してただろうから3時間23分で申し込めたのは今思えばラッキーだった。
天気は良く、待つ間日光が後ろから首筋を照らし暑いくらい。
交通規制でクルマの往来が止みコース内スタート位置へ。
すぐに12時スタート。
片側3車線の広い道路だが3000人の参加者、すぐには動けない。
手元の時計ではスタートライン超すまで46秒かかった。
前回の防府ではもう少し多かったスタートロスを取り戻そうと焦ってしまい後半の落ち込みが大きくなったので今回は焦らず最初の関門突破だけ目指していく。
さすがに別大、周りの選手たちはほとんどレベルが揃っているので流れに乗ってるだけでもそこそこのペースで行ける。
所々いるマイペースの選手を交わしながら息が上がらないペースで。
海沿いのコースから別府市街地へ入っていく。
この大会は走ってから分かったが上位選手のスペシャルドリンクテーブルと水のとスポーツドリンクが3つ別々に設置してある。
最初の一般選手の給水所はスポーツドリンクだったか、自分ら後方は人数も多いし係りの人がドリンクを注ぐのが間に合わず。
飲んでおいたほうがいいと思い自分は少し立ち止まって待ってからもらった。
別府市街地を折り返しに向け北上、ペースは4分半くらいで走れてる。
やはり陽射しが強く前に見える選手もみんなかなり汗をかいている。
折り返してきた先頭集団とすれ違う。
走りながら自分の調子を見て中間点までは2KMを9分で行こうと決める。
折り返してすぐに10KM、ジェルを補給。
対向車線見ると直ぐ後ろが最後尾、ちょっと焦る(^^;
路面のきれいな片道3車線の広い道路。
緩いカーブが続くがクルマで走っていては分かりにくいバンクがかなり付けてあり走っていて斜めになっていて足首に負担がかかる。
また普通に走っているつもりでもバンクのイン側低い方にだんだん走って行ってしまう。路面も固そう。
しかし息も上がるか上がらないかのちょうどいい負荷でいけてるしキロ4分半もキープ出来てる。
とにかく中間点まではこのペースで。
中間点通過。
予定通り95分弱。関門時間よりかなり早くてホッとする。
でも身体にはかなり負担が溜まってきてる感じだがガマンしてペースキープ。
25KM手前から大分市街地へ入っていく、応援多し。
軽く左折し産業道路方面へ。
うちの会社の大分支店前も通過、知らない人だが社員が外に出て数名熱心に応援してくれてる。
路面が固い、というか今使ってるシューズのせいか路面からのショックが身体の負担になってだんだん溜まってきている。
進路は直線で向かい風、橋を越えるアップダウンが数カ所あり。
心が折れそう。
だが昨日会ったKくんが弁天大橋で応援してくれてるはずなので恥ずかしい姿は見せられない。
橋への上りは脚が止まりそう。
でもKくんちゃんと待ってくれてた。
橋を下り27か28KMくらいのところで先頭とすれ違う。
中本選手のぴったり後ろに川内選手。
凄いデッドヒート。
後ろの選手は確認出来ないほど離れている。
鳥肌もの、同じレース走ってるなんて。
でも脚はかなり重くなってだんだんペースは落ちてる。
まだ先は長いと思ってた30KM手前辺りの中央分離帯の芝生の上から自分の名前が呼ばれビックリ。
後ろに同じ名前の人が走ってるのかと思ったがなんとNくんファミリーがサプライズ応援に来てくれてた!
うれしい。感激。
絶対に完走するぞと気合いいれる。
走りながら花火の音2時間7分台、どちらが勝ったのか。
32KMあたりで右折2回、街中の通りへ。
天草や人吉や出水や久留米でいっしょだった被り物ランナーさんを追い越す。
さすがに別大では被り物は無しだが自分が先行出来るなんて。
多数の応援の中もう一度産業道路に戻りもう一度NくんやKくんの応援で元気もらう。
フィニッシュ地点の陸上競技場脇を通過、必ず戻ってくると誓う。
左折するところを目指し重い脚を進める。
もう関門は気にせずとにかく前へ進む。
キロ5分くらいまではペース落ちてはいるが、自分としては驚くほど良いペース。
駅前近くからお堀端へ、市内の中心地を抜ける。
応援が途切れない。
最後の橋、とにかくそれを目指し脚を進める。
ちゃんとまたKくんは先回りして待っててくれた。
もう目前。
橋を渡り切るあたりで沿道の女性ランナーが15分切れるよ~と叫んでいた。
走りながら中間点あたりまではとにかく完走、その後は30分切り、自己ベスト、と欲は果てしない。
でも3時間10分台なんて思いもしなかった。
何度も見た去年の大会のTV放送の録画。
去年松村選手が激走した橋を渡り左折したあとの坂を下り陸上競技場のフィニッシュを目指す。
競技場のトラック手前ゲートの前でNくんファミリー確認、そのまま真新しい赤茶色のトラックへ。
気持ちはラストスパートする、がなかなか加速出来ない。
トラック1周の間に何台ものタイムクロックが時を刻む。
時計が進むのも遅く見えるがそれ以上に自分の足取りも遅い。
ふと見ると時計は3時間16分台。
コーナーを回り気持ちはさらに加速するが思ったように脚は進まない。
ツールドおきなわの時には終わっしまうのが惜しい気がして失敗したな~とか思いながら。
陸上競技場スタートとかフィニッシュとかだとさが桜とか出水とか地元の新春駅伝とかいろいろ出たけど。
最後にまだ1周回らされるのかとかマイナスイメージで思う事も有ったけど今回は望外の良いタイムだし、
周りの選手に先行されても気にせず走れた。
最後はもしかして16分台かもと思いさらにちょっとスパートするが。
とにかくフィニッシュラインを制限時間内に越えられたこと、とにかくそれだけでホッとした。
支えてくれた人たちの気持ちに対して面目が立てたというか、、、。