自分の高校ではあったかどうか記憶が定かではないが、
普通にありがちな持久走大会とか夜間歩行訓練とかそういう行事が舞台。
普段の授業中とかの校内生活とはちょっと違うシュチュエーションで同級生との会話、
いつもとは違う深い部分まで会話が進む。
映画には良くある一日の出来事が会話や独白を詳細に語られる。
読み応えあり。
これは名作では?
主人公は思いがけず異母兄弟がクラスメイトになった女の子。
兄妹の男子も意識していたが、このイベントのなかでお互い持っていたわだかまりというか何というか敵対心みたいなものが物語のテーマ。
最後そのわだかまりが消え兄妹だと実感するところが読者にさわやかな感動をくれる。
オススメ。