手強かった大作、ザ・ボーダー読了。
長かった1ヶ月以上。
老化した頭には登場人物がなかなか覚えられず巻頭の登場人物リストを何度も見る。
麻薬シンジケートと捜査官の戦いの物語なのだが、感情移入しがちなほどの文章で悪者もギャングもアメリカ側もジャンキーも善悪の判別がつかなくなる。
残虐な殺人や拷問の描写も多く読み進めるのが辛いところもあるがすごい本だった。
ちゃんとストーリーを全て把握して読み切ったとはとても言えないが読書を堪能したのは確か。
最後のクライマックス。主人公の公聴会での証言、涙無しでは読めない。
遡って連作も読んでみなければ。