こちらも長崎人として読まなきゃと思い続けていた作品、やっと手に取った。
建造され完成するまでが本編の半分以上を占めるが面白かった。
網状のもので建造中は覆って隠していたという事は知っていたがその材料がシュロでその買い付けの話から始まる。
港の周りを歩くのは好きで武蔵が建造されていた様子を想像するのも面白い。
ガントリークレーンは今もあるがそれを隠すそのシュロのカバーはどれだけ大きかったのか。
やはり水を入れる進水式ではなく船台から滑り下ろす進水式、やはり港の幅は足りないよなぁ、とか。
実戦の部分は駆け足気味の描写だがその前までの建造中の部分は面白くて一気読み。
読み終え刊行されたのを見るとワタシが5、6歳のころ出版された本だった。