さが(葉)桜(寒風)マラソン。

さが桜マラソン

前日の土曜日は爆弾低気圧で雨風が強い。

悪天候は当日日曜日の朝まで残る。

駐車場が心配なので朝早く出たが高速では時折ザー降り。

クルマはちょっと離れたショッピングモールの駐車場に余裕で停めれた。

朝の気温は4℃、クルマのヒーター入れるほど寒い。



7時半会場まで4キロ、アップがてら軽く走って向かうつもりだったが小雨が止まず。

レース中はしょうがないがレース前に身体やシューズ濡らすのは避けたい。

かなり時間つぶしていたがシャトルバスで会場へ。

準備していたらFBなどで連絡取り合ってた高校の同級生Mくんと会えた。

トラ仲間のYさんとも。

出走してるはずの別大にも応援に来てくれてたKくんや中学の同級生T君とは会えず。



ちょっと陽が差してきて救われるがやはり寒い。

日中は気温が15℃くらいまで上がる予想で半袖。

軽くでもアップしたかったが場所も無く招集を急かすアナウンスに押されMくんとスタート場所に並ぶ。

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フラットなコースだよね?とMくんに聞かれ全然気にしてなかった事に気付く、展開とか全然考えてなかった。

舐めてかかったら失敗する、ちょっと気を引き締める。

フルマラソンを推進した知事さんのあいさつでは桜は散ってます宣言(^^;

でも東北から運んだという鉢植え(?)の桜が飾ってあり3部咲き。

寒かったので待ち長かったが、9時スタート。東京マラソンとかさらに寒くてさらに長くて大変だろう。

ゴミ袋の即席上着のゴミとかひどいらしいので、NYマラソンの様にチャリティーの使い捨てウインドブレーカーとか企画すれば良いのに。



とにかくスタート。ミニ東京マラソン風の紙吹雪も見えたがもしかして桜の花びらだったかも。

その直後知事や市長さん東マラ4位前田選手らゲストの乗ったスタート台が邪魔で隊列は急減速対向車線に設置して欲しい。

Mくんと良いペースで走り出すが最初は10KMコースの参加者と混走、

スタートはブロック分けしてあったが慣れてなさそうな走者も多く気を付けてちょっと抑えて走る。

しばらく走って県庁やお堀を廻って折り返す。

今日は貴重品預けをせず携帯もって走ってるのでせっかくなのでちょっと写真も撮ってみる。

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キロ5分でいこうかと話してたMくんも調子良さそうだし自分も息も楽で淡々といけそう。

今日はイーブンペース、出来ればネガティブスプリット目指してみようかと走り始めたあとで思い目標を決める。

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市街中心地を廻ってきてスタート地点を過ぎて10KM、寒くて汗もほとんど出ない。

そのせいかいつもならトイレガマンして走り出しても走り出したら大丈夫になる自分が走りながらトイレに行きたくなる。

風は強いが前半は追い風基調なので後半は風が当たり身体も冷えるだろうしキツいだろうなとは思いながら。



市街地を右折して吉野ヶ里の折り返し方面に向かう。

追い風で脚は少し楽だし沿道の応援は多く暖かい。

キロ5分を少し切ったペースも良い感じで走れてる。

途中の神埼地区では1キロ以上あると思われるきれいな桜並木を走る、でももちろん葉桜(^^;

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雲はうすめだしずっと陽が差して欲しいと思いながら走るが時折冷たい雨がパラパラ降る。

本降りにならないだけ救い。



折り返しの吉野ヶ里の公園の手前、走者がスライドする部分20~25キロ付近で頭に印を付けた3時間のペースランナーとそれにぴったりとつけた数人の選手とすれ違う。

のこり10ヶ月練習続けてなんとかサブスリー目指したいと思ってはいるが、

まだ半分しか走ってないのに2KM以上離れている、3時間はこんな先なのかとちょっと絶望的な気分にもなる。



公園に入って園内を1KMほどぐるっと回って折り返す。

Nくんファミリーの応援、いつもありがとう。

でも時計見て”遅い?”って顔をしたのは分かった(^^;

公園を出るとサブ4あたりのランナーの隊列とずっとすれ違いながら走る。

同級生や仲間の顔を探しながら走る。

大分のKくんはお互い確認出来たがずっと向かってくるランナーの顔顔をずっと見てたら車酔いみたいになってきてちょっと具合悪くなってきたので見るの止めた(笑)。



折り返した後はやはり向かい風、ペースは保ててるが脚も無くなってきて寒いしまたトイレ行きたくなってくる。

30KMあたりにまたちょっとした折り返しがあるがこの辺はかなり気持ちが切れ気味で辛かった。

でも折り返しですぐ数10メートル後ろにMくんが付いてきてるのを確認出来て元気もらう。

自分の背中を見てずっと追ってきてるだろうからこのまま引き続ければいっしょに3時間半切りでフィニッシュ出来る。

10キロごとのパワージェルも補給してちょっと落ちたペースをキロ5分弱に戻す。

ずっと田園地帯が続くが応援も途切れない、風にさらされて寒いだろうに有り難いものだ。



この大会、大規模市民マラソンらしく給水所が多い。

吉野ヶ里公園から後半にかけてはバナナなどの定番品からいちご素麺ようかんなど土地の名産物までそろえた補給食も多数有り。

まあ自分は走行中はよほど脚が攣りそうとかなければ食べないけれど、給水も3キロごとくらいにあって

寒いし水を飲みたくない自分も飲んどいた方がいいと思ってほとんどの給水所で一口くらいずつ飲んだ。

30キロ過ぎまではずっとトイレに行きたい感じが続いていたが。



残り10キロを切ったあたりからぼーっと走ってれば落ちてくるペースに対抗して気合いいれ直しキロ5分切りを意識。

身体に刺激が入ったせいかその後は追い風基調になる南下コースになったからかトイレに行きたい気持ちは無くなった。

高速道入り口を過ぎてからは去年までのハーフマラソンのコースの後半に近い。

川沿いの公園内の道ではなくそれに沿った舗装路の車道だったので走りやすくて良かった。

弾き語りフォークソングで応援してくれてる人有り、自分が好きな”落陽”を歌っておりちょっと感動。

残りをキロ5分で行けば3時間25分、Mくんをちょっと引き離してしまったかなと思ったが3時間半は切ってくるだろうと思い自分のペースはキープ。



最後の国道に出る手前、ハーフマラソンだった去年までいつも設置されてたシャワー、今年もあった。

途中にもミストシャワーゾーンも数カ所あったがさすがにこの寒さではだれも使わない(^^)

国道に出て競技場を目指す。

そのまま競技場内に入りたくさんのランナーとともに気持ち良くフィニッシュ。



たった1年で準備された素晴らしい大会に感謝。

途中のエイドなどでもそうだったが高校生たちが気持ち良く迎え見送ってくれたがフィニッシュ後もタオル手渡しドリンク手渡し計測チップ回収記録証発行と手際良くやってくれた。



続いてくるはずのMくんを待つがなかなか来ない。

フィニッシュした選手は留まらずに先に進んで下さいという係員に対抗して待つがなかなか来ない。

3時間半過ぎ35分過ぎ40分くらいになって見落としてたら向こうから声かけてやってきた。

最後の数キロかなり失速したらしい、お互い健闘を称える。

続いて3時間50分ころKくんがやってきた、ガッチリ握手。

今回は高校の同級生2人といっしょだったのでいままでとちがう楽しさがあった。

並んで走らなくても一緒に走ってるという気持ちがあるだけでちがう。

以前のトラ仲間や熊本の自転車仲間にも会えたし。



Mくんは2月の熊本城で3時間半切ってるし来年の別大でまたいっしょに走ろうと約束。

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Kくんもそれまでに3時間半切ってもらおう。

自分よりはるかに忙しい役職にあるふたりだけどなんとかしてくれるだろう。





さて今回のマラソン

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5KMごとのラップがだいたい24分あたりでいけた。

やはりゆるやかだけどだんだん落ちていってはいる。

最後の方はちょっと上げてるが。

前半後半で言うと101分対103分、差が2分台という事は自分としてはまあまあ良かった、今までで最小だし。

2月は燃え尽き、でも3月はある程度気持ち入れて320KMほど走った。

3週間前の30KM走もそこそこ走れてたので座骨神経痛以外ネガな要素は少なかった。

がどう頑張っても今回は3時間20分とかは無理だっただろう。

誰も知り合いがいなくて最初っから突っ走ったらたぶん後半もっと失速して30分以上かかったかも。

シーズン外れの大会だからこういうある程度実験的走りが出来たのは有意義だった。

今シーズンはフル6レース走ってあとは10KMを一つ、ハーフは地元も人吉も祐徳も無し。

今思えばハーフも走っといた方が良かったとは思うがフルの経験積めたのは良かった。

今思えば暑かった久留米や出水はほんと何も分かってはいなかった。

加齢で体力は落ちていく。

がこの経験は来シーズンに必ず活きる。

陸上選手だってマラソンは経験積んだ30代とかにベスト出す選手も多い。

まだ自分にも可能性はある。