読書記録。

 

開高健氏はベトナム戦争従軍記、小説とノンフィクションを2冊読んだだけだが釣りやキャンプのこと書いた本を読みたいと前から思っていた。

 

古本屋で見つけたお宝本、1978年初版、82年20刷物。

 

やはりまず臨場感ある文体にやられる。

 

ベトナム戦記でもそうだったが作家やライターという立場を超えて躊躇なくどんな人にもぶつかっていく姿が素晴らしい。

 

今はあまり使わないルポライター気質というか。

 

しかしまた文体が読み物として魅力にあふれていて読んでて読み進めるのが楽し過ぎる。

 

同行のカメラマンさんが撮った写真も素晴らしいしガイドや案内してくれた現地の人や日本人会の人、一行の楽しそうな様子も良い。

 

最後の方は自然の破壊、衰退に言及されているが書かれたのは1978年はるか昔、今はどうなっているのだろうか。