読書記録。

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有名な半藤一利氏、夏を前に読んでみた。


バカ頭にはかなりハードルが高い高度な本だった。


有名なノモンハン事件


満州と蒙古との国境問題がソ連軍と日本軍の戦いに。


なぜか事件というが過酷な戦闘。


完全な負け戦さであったよう。


ソ連の司令官はスターリンに日本軍は下士官兵は頑強で勇敢、青年将校は狂信的な頑強さで戦うが高級将校は無能と報告したという。


日本側の間違い、大軍の相手に対して情報収集が足らずなすすべを知らず後手後手にまわり戦術の誤りを繰り返す。


劣勢でも過度の精神主義により己を知らず敵を侮り、さらに負けても負けを認めない。


よって反省や考証もなくその後の太平洋戦争へ続く。


若い参謀の米英に対して勝ち目があるのかという意見に辻参謀は 戦争は勝ち目があるからやるというものではない。勝敗を度外視してでも開戦に踏み切らねばならぬ。勝利を信じて開戦を決断するのみだ、と。


日本人は変わらない。