読書記録。


またまた角幡氏。


巻末にちょっと大きめの地図が付いている。


読み終えてみると自分が興味を持つ北極圏の地に自分だけの地図を持ちたいという意図だったのかなと思う。


氷河や氷や雪の状態、海豹や麝香牛など動物の生息域の変化など年々変わることでも自分が見て経験したことを書き込んで毎年毎年地図が自分だけのものになっていく。


去年はいなかった土地に動物が戻っていたり雪が深かったりそうでもない年があったり。


それが積み重なり更に濃い地図になる。


いい話だなぁと思う。


狩ったばかりの生肉を食べたりマイナス15度を暖かい汗ばむなどという世界、自分には無理だけど。