読書記録。

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降り積もる光の粒

好きな作家、角田光代氏のエッセイ集。

前半はいろんなところに書いたであろう旅をテーマにした短編エッセイ。

後半はパキスタン、アフリカ、インドで立場の弱い女性たちと彼女らを助けるNGOの女性たちの話。

旅行というより取材ルポ。

重いけど考えさせられる読む価値ありだった後半部分。

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一刀斎夢録

壬生義士伝より続く浅田次郎新撰組シリーズ。

これもはまった。

人情話に近い泣いてしまうような壬生義士伝よりこの語り手斉藤一の人柄にぐいぐい引き込まれてしまう。

浅田新撰組で一番魅力的人物に思った。

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輪違屋糸里

芹沢鴨暗殺事件を主な題材に新撰組を京都の芸奴ら女性目線から綴る。

いつも時代も女性は偉く逞しいがみんな一生懸命でやはり悲しい、壬生義士伝とは違う泣かせ方。

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笹の舟で海をわたる

角田さんらしい家族をテーマにした良作。

主人公とその家族を中心に戦中の疎開先から戦後の昭和から現代まで背景にを描く。

角田さんの作品の中でもおすすめ。

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ラソンと日本人

ランナーズの連載でもおなじみの武田薫氏の本。

日本のマラソン界の歴史を書いてあるが、金栗四三の前までは自分的にはちょっと退屈。

その後は円谷選手あたりからは面白くどんどん読めた。

今の日本のマラソン状況、オリンピックや世界選手権が夏にある限りしょうがないかなと思う。

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主審告白

一般的にあまり評判がよろしくない家本主審の本。

ライターの方に対して家本氏が思うことを話し記述するスタイル。

先入観もあるが読み進んでもあまりいい印象を持てない。

もっと試合の中での具体的で突っ込んだ細かい描写を読みたかったがその辺は薄かったかな。

手前味噌てきな話が多い。

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リーシーの物語

ずっと前にはまってたスティーブンキング。

ケネディ暗殺を題材にした新作が話題なので読みたくなって再読。