2022-01-01から1年間の記事一覧

読書記録。

雑誌連載などのコラムやエッセイのシリーズもの。やはりいいわ、沢木氏。書き手としての力量もさることながら取り上げる話題というかネタと話の発展のセンスの良さ。それと出会う方々の良さ。登山家や俳優や作詞家、文筆家。高峰秀子さんのオーラの話も出て…

読書記録。

これもハマりこんで読んだ、読書の醍醐味満喫。100数十年前北極の北西航路探索の探検隊、フランクリン隊100数十人が全滅した史実を追いその跡をソリを引いて徒歩で辿る。過去と現在の旅を並行に並べて書いてあり読みごたえが半端ない。夜はマイナス40度昼は…

読書記録。

これも前から読みたかった本。まあ片足鳥居とか被爆楠木はあれど広島の原爆ドームのような反戦反核兵器のシンボルが長崎にはないのか。何故自分を含め原爆を落とし長崎市民を虐殺したアメリカをそれほど恨んでおらず、それどころか奥様は魔女とか見てアメリ…

読書記録。

前から読みたかった本。桐野夏生氏が書く連合赤軍。いい話だったと言っていいのかな。読後感は重いし救いがあるとも言えないが命がつながっていたことは良かった。

読書記録。

韓国の一般的女性の半生をカルテの形で淡々と描いたフィクション。しかしかなりのリアルさで韓国では凄く話題作になったよう。読んだ感想はまだ日本はマシだったんだというくらい。既視感ありありの、地位が低い女性たちが結局男性を含む社会全体を支えてい…

読書記録。

西の魔女や裏庭で有名な梨木香歩氏。好きな作家さんだが全く敵わない登れない山のようなイメージの作家さん。この作品も手強かったがいいか悪いかで言えば素晴らしい作品だと思う。物書きの主人公が居なくなった愛犬を探すため鈴鹿の山に入り、当地に細々と…

うち映画。

BSにて視聴。ずっと前にも観たかも。原作読んでるときはデンゼルワシントンやアンジェリーナはイメージ合わなかったが今回映像見た感じでは違和感なかった。

読書記録。

本屋大賞かな?評判良い本。裏切られずほんと良く出来た良いお話でした。行き詰まっている人、迷っている人、みんなを救う、でも上から目線ではなく同じ高さから前を向かせてくれる背中を優しく押してくれるお話でした。古いマンションの屋上にある神社とそ…

読書記録。

なんとなく目について人気の本だなと思い手に取ったが、読んでみると長い連作のほんの一分だった。前後のつながりが唐突でこの部分だけではなんとも感想も無いがあまり引き込まれなかったので引き続き読んでみようという気にはならなかったかな。

そと映画。

地元の映画館にて。デビットボウイはほとんど聴いてこなかったが映画館であるなら観るべきだろうと。1972年ころのステージだが何度かリメイクされたようで音も良く映像もまあまあ。当時としては先進的だしやはりカリスマ性はやはりある。バックステージの姿…

読書記録。

大人になってからの読書熱は桐野夏生氏から始まったとも言える。が久しぶりの桐野氏を読む。意図せず去年から64年の東京オリンピック時代の本を手に取ることが続く。読むとワタシが読書にハマったミステリー村野ミロシリーズに繋がる義理の父の話であった。…

読書記録。

ネットでは読んでいたので後回しになったが、ニワトリと卵とに前の作品を読み直す。移住してきた先の近所に猟師さんがいたことから猪や鹿の猟から話は広がる。わが地元の話でありながらライターさんの力かワクワク読み進めながらもいろいろ考えさせられる。…

うち映画。

先日読んだ魂を撮ろうに引き続き映画バージョン。レンタルDVDにて。ジョニーデップがユージン役で予想よりかなりの力作であった。実際の所ではやはり2時間あまり映画にまとめるには無理もあったと思うし買収の場面や放火のことなど事実じゃないこともあるよ…

読書記録。

これも読み応えあるでも読みやすいいい作品だった。有名なカメラマンユージンスミスと妻アイリーンの水俣取材の物語。前半はユージン、アイリーンそれぞれの生い立ちを細かく記述。なかなか水俣にたどりつかないがアメリカと日本の歴史を見直すような。戦前…

読書記録。

東日本震災後長崎に移住した家族の、カメラマンでありライターである筆者の家族を見つめたお話。前作山と獣と肉と皮から狩猟というか自給自足というかに言及。今作では長男氏の希望から鷄を飼い卵を収穫。ライターとして冴えた文章、失職したご主人や3人のお…

読書記録。

独立したばかりのグラフィックデザイナーの主人公が病に倒れた父親の農園の手伝いをするうち農業のやりがいにハマるお話。前向きなストーリーでいい話だったんだけどへそ曲がりな自分にはちょっといまいちだったかなぁ。田舎暮らしにも憧れるけど、都会や元…

読書記録。

これも重たい本だった。1985年に出た本の新訳らしい。有名な被爆者代表の谷口稜曄さんの半生を第二次大戦時イギリスのパイロットだったタウンゼント氏が書いたノンフィクション。これだけのことが書けるのは優れた通訳がいたことはもちろん二人が打ち解け長…

読書記録。

角幡氏と共に好きなライター沢木氏。自身のライターとしての成り立ちや深夜特急の話などやはりプレーンな文体ながらグイグイ読ませる。若い駆け出しの頃から編集者やジャーナリストの人々に認められていたよう。旅する力は自分を知る力なのかな。経験と未経…

読書記録。

最近読んだ最新作に続き本作。探検記というか旅行記でなく、単純にエッセイと言ってよいのかな。かなり読み進めるのが難しく、ちょっと飽き気味で読了。犬橇のところとか、結局冒険や実際の生活や旅に関する部分は面白く読めるが概念的な部分はちょっとつい…

読書記録。

今年の熱気が冷めないうちに数年前の本読む。箱根を走ったスター選手のインタビュー集なのだがやはり読み出すと面白くて止まらない。設楽悠太だけ冷めた意見で本心からなのかなと疑問だが皆さんやはり熱い、冷静だけど。元青学の選手が多いがやはり青学だけ…

読書記録。

話題作だったのでちょっと期待して読んだけど、自分には合わなかった。主人公の女の子に何かシンパシー湧かず。今風なお話だとは思う。主人公が少し何々という言葉を良く使うのだが本作ちょっとラブストーリーちょっとミステリーちょっと家族のお話。最後は…