ラン、自転車で気合いが入らなかったのもランに残すという自分に言い訳してた。
練習不足を棚に上げランはなんとかそこそこ走れるだろうと根拠のない甘い考えを持ってた。
自転車ラックに掛けてヘルメット取って靴を履き換えボラの中学生からドリンクをもらいランコースへ。
スイム上がった後走った歩道を逆に進む。
もうここで足が前に進まないことが分かる。
走り出しからすぐにミゾオチや脇腹にも痛み。
表通りに出て右折、最初の橋への登りが絶壁のように見える。
恐る恐る登り始めるが歩くくらいの速さでしか進めない。
風に当たるバイクパートではあまり感じなかった日差しと暑さの強烈さに気付く。
何とかなるだろうは完全に甘かった。
最初の橋の登りとにかく足を止めないことだけ考えて1KMくらい進む、最初のエイド。
中学生くらいの女の子がヒシャクで水かけようとするのをなんとかやり過ごし飲み水だけもらう。
シューズに水が入ってグジュグジュになるのが嫌で。
予想外に暑く氷が足りないらしくあまり冷たくない、お腹が痛い身にはいいかも。
まだ1KM、気を取り直して先へ進む。
台風は来ているがまだそれほど風は無い日、今回のランコースの目玉、橋の上はさすがに風があって涼しいだろうと。
エイドでもらう水の染みたスポンジで顔や首を濡らしながら走る。
大島大橋まで緩く登り橋を渡る。
天気は最高で景色は良い、が思ったほど風は無い。
立哨の若者が絶え間なくエールをおくってくれるのに感動。
橋を渡り3KMほどで次のエイド、ここで飲んだ水にたまたま氷が入っていてとびきり美味しくて一気飲み。
とぼとぼ走りやっと折り返し、とはいえまだ3分の1程度。
少し楽になったような気もするがお腹の差し込む痛みもまだ取れない。
ランの練習、トラのためにランの練習始めてもう5,6年、この春とか6月にまあまあ走ったが身体に染み付いてるのはキロ5分のペース。
トラのランパート10KMではいつも目標50分。
キロ5分諦めきれないがどうみても今のペースはキロ6分程度。
試走したときには勾配はあるが走りやすいいいコースだと思ったのだが、ここまでヘロヘロ具合とは。
走る練習はいつも夜、暑さのことは考えていなかった。
来た道を戻りながらクヨクヨ考えるがまあとにかく今出来る最善のことはやろうと気持ちをつなぐ。
折り返したあとまた大島大橋を渡る。
大島大橋どちらから走っても軽い登りに感じるのは気のせい?
このコースは基本的に折り返しコース、多くの選手とすれ違う。
自分より速い人遅い人、ロードレース部門(ランのみ)の選手のトップグループがすごい勢いで追い越していく。
暑さで具合が悪くなったような人を自分はほとんど見掛けなかったのは幸い。
すれ違う仲間や知り合いからは元気をもらいながら。
距離合わせのための枝分かれ部分でコース沿いの住民の方がホースで水かけてくれる。
上手く霧雨状になってて浴びると気持ちが良い。
もう半分くらいの距離、だいぶ身体も慣れたしお腹痛いのもかなり楽になった。
このままでは終われないので気持ち上げていく。
下りでは足裏が痛いが寺島橋をかけ下りコンビニ前通過。
一番の鬼門だと思った病院の坂は歩かずクリア、沿道のシャワーでまたペースキープ、
銀行のエイドではボトルごとのミネラルウォーター、まだ少し冷たい、有り難く頂き半分は首にかける、
もう靴に入っても気にしてられないし。
残り3,4KM、もう1つの枝分かれ部分、去年までのコース方面へ右折。
もう1つの鬼門と思っていたコンクリート坂をまず下る。
ここでもたくさんの選手とすれ違う。
みんなかなり疲れている様子。
故障したのか重い足取りでフィニッシュ目指す人など。
自分はまだまだいけると気合いをいれ、短いが急なコンクリートを登る。
自分はスイカ好きだが例によってお腹の状態優先で丁重にお断り。
この坂を登りきればあとは平坦と下りしかない。
ここまで来ればもう全力でいくしかない。
お馴染み電気屋さんの下りは足裏は痛いが重力任せで下る。
表通りに出、車道路肩を走っていいと指示されたのでこれ幸い。
波打ってる歩道走るのは苦手なのだ。
残り数100Mほど、気持ちはラストスパート。
スイムコースのスタート地点へ右折、フィニッシュ目前。
夢中でゲートに飛び込んだ。
ゴールテープ切ってコースに向かい一礼。
住民スタッフ応援選手みんなに感謝。
フィニッシュ地点で談笑中の大会会長と握手して完走の報告と感謝。
フィニッシュ後は脚が棒で屈めないので中学生の子がアンクルバンドを外してくれる。
用意してある水やドリンクもあまり冷えてなく待ってた次男に小銭渡して自販機へ向かわせる。
彼は中学生男子5位だった模様。
着替えを持ってプールへ、水に浸かって汗を流し日焼けを冷ます。
更衣室で着替えようと脚を上げたタイミングで右の脹ら脛が盛大に痙攣、人に見せられないカッコのまましばらく悶絶(苦笑)
完走パーティーは小学校の体育館。
暑さ覚悟したが思ったより風が通りそれほどでもない。
食欲も無く運転なのでビールもお預け、しばらくすると立っているのにも疲れ風通しがいい所に座り込んでいた。
うちはチームとしてなかなか人数は居るのだが毎年恒例だった最後の参加者応援者全員での記念撮影もなく寂しい気がした。
夜のチームの打ち上げはちょっと遠かったし疲れてたのでパス。
帰り道の定番ジェラート
クルマでの帰り道、いつもだとすぐ寝てしまう次男がけっこう起きてていろいろ話してくる。
まあ彼にとって小3から出たこの大会、卒業式みたいなものなので感慨深かったのだろう。
帰ってから明るいうちから家内と近所のイタリアンでビールで乾杯。
とにかく水分の出入りが激しい1日だった。
うち帰ってから参加賞でまた完敗。