大丈夫。


Asian Kung-Fu Generation - Taiyou Kouro

↓この曲についての作者のコメントに涙。

この曲で言いたいことはあまりなくて、シンプルに「大丈夫」ってことだけです。
 
 まあ、皮肉とか、タフな現状とかを歌っている曲が多い『ランドマーク』ですが、ロックンロールに課せられたたった一つの役割は「大丈夫だ」って言うことだと俺は思ってるんです。ずっと。脳を骨折しそうな悲劇を前にして、ボロボロの船で太平洋を渡ろうとしている誰かに、「大丈夫だ」って言うこと。そんなことを言えるのは、まあロックンロール(あらゆるロックンロール的な表現を含む)しかないだろうと、そう思うんですね。百万個くらいの石が飛んできても「大丈夫!なんとかなるよ」って、わー、阿呆だけど、ド阿呆だけど、俺、そういう人らがいないと困るし、そういう人らがいてくれてここまで来れたので...。そういう荒唐無稽な精神、引き継ぎたいんです。笑。誰かに馬鹿にされても。理想論も夢想家も、俺は必要だと思う。
 
 俺たちは現実を生きているわけだけれど、現実だけと共に生きているわけではないですから。フィクションの果たす役割、俺は信じています。実際にはないこと、想像されたこと、それが僕らの現実を変えていくわけです。